雪降る日まで、
自称「悪魔」のマシロは 平然とした顔で頼んできた。
復讐・・・?
この顔でそんなことを・・・
てか、こいついくつだよ・・・
「同い年ですよ」
・・・え?
「君、15歳でしょ?僕も15歳だよ。姿はあの時で止まっているから、幼く見えると思うけど」
たしかに、マシロの言う通り姿は幼く、12歳か13歳くらいのあどけない顔だ。
まだ世間を知らなくて、これから新しいことを知っていくことに期待を膨らませる・・・
そんな、幼い顔で・・・
【復讐】 だと?
「・・・なぜ復讐?って聞きたい顔してるね。でも言ったじゃん。僕は君と同じ過ちを犯している。だから もうわかるでしょ?」
マシロはニヤニヤと俺を見る。
反対に俺は 尋常じゃないくらい汗を流していた。
・・・ふざけるな
今日初めて会ったやつに 俺の何がわかる・・・
「悪魔だから」