呪われた神社と学校嫌いの女の子。
どどんとそびえ立つ大きな神社。

街から少し離れた、裏路地を少し抜けたところにある幽霊が出ると噂の神社。

その名も、二月神社。

昔からうち、月神家が管理しているらしい神社だけど、入るのはおばあちゃんや月神家後継者だけ。

他の人が入ったら必ず怪我をするらしく、怪我をした人たちは、訳のわからないことを皆揃って口にする。

空飛ぶ化物がいた、と…。


「ま、そんなわけないよね」

それに月神家の後継者が入れるんなら、私も大丈夫でしょ。

……うん、怖いけど。
昼間なのになんでこんなに暗いんだろう…。

そして私は、神社に足を踏み入れた。
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