恋愛図書館
感情に逆らわないって選択は…
いつか時間が奪うまで、想いを持ち続けるって事で。
なぁ結歌、おかしいだろ?
キミは側に居ないのに、好きな想いは膨らむんだ。
それに伴って、会いたくなって…
切なさに押し潰されそうになる。
更に2月の甘い思い出は…
去年同様、想いを煽る。
*
*
*
「ハッピーバレンタイ〜ン!
はいっ、どーぞ!」
ケーキボックスを差し出してきた、かなり遅い帰宅の結歌。
今日は俺の店も忙しかったけど、
結歌のスイーツカフェはもっと忙しかったはずだ。
当然、手作りする暇なんかないと思って…
「ありがとっ。
結歌の店のケーキ、食べてみたかったんだ」
「え、そーなのっ!?
ざんねーん!箱はうちの店だけど、中身は千川さんが作りましたぁ〜」
「え、結歌の手作り!?
だったらもっと嬉しいよっ」
「うっそだぁ〜!
絶対取り繕ったでしょっ!」
すごく嬉しそうに茶化すキミ。
いつか時間が奪うまで、想いを持ち続けるって事で。
なぁ結歌、おかしいだろ?
キミは側に居ないのに、好きな想いは膨らむんだ。
それに伴って、会いたくなって…
切なさに押し潰されそうになる。
更に2月の甘い思い出は…
去年同様、想いを煽る。
*
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「ハッピーバレンタイ〜ン!
はいっ、どーぞ!」
ケーキボックスを差し出してきた、かなり遅い帰宅の結歌。
今日は俺の店も忙しかったけど、
結歌のスイーツカフェはもっと忙しかったはずだ。
当然、手作りする暇なんかないと思って…
「ありがとっ。
結歌の店のケーキ、食べてみたかったんだ」
「え、そーなのっ!?
ざんねーん!箱はうちの店だけど、中身は千川さんが作りましたぁ〜」
「え、結歌の手作り!?
だったらもっと嬉しいよっ」
「うっそだぁ〜!
絶対取り繕ったでしょっ!」
すごく嬉しそうに茶化すキミ。