恋愛図書館
「う、うん…
落ち着こうかっ、道哉クン…」


「よしっ、今から入ろう!
あっ、片付けは後で俺がやっとくから」


落ち着けるはずもなく…
言い終えると同時、結歌の身体を抱きかかえて、風呂場に向かった。


「え、ちょっ…、道哉っ!?
待って待って!着替えとかさっ…」


その言葉にハッとして、一時中断。
風呂準備の僅かな足止めすらもどかしい。


更に、俺が脱がしたかったのに今日はおあずけで…

半端ない胸の高揚を引き連れて、
シャワーで身体を流しながら待つ事に。



そして恥ずかしそうに現れた、純白ボディ。


おかしくなりそうなほど、見たくて堪らなかった姿を前に…

目が眩みそうになる。




ヤバい、落ち着け…
落ち着け、俺…しっかりしろ!

いくら身体が反応しまくってても…
クリスマスの時の反省から、繁盛期で疲れてる結歌に手を出すつもりはなかった。



「…っ、もう…、見すぎっ……」

なのに、恥じらう仕草は反則だ。
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