恋愛図書館
「…っ、道哉っ、大好き…!

ねっ…、愛してるっ……」


そんな事言われたら、もう…





「ダメっっ…!もうっ…こ、われそ……」


「っっ、俺もっ…

なら一緒に、壊れてくれる…?」


俺達は狂ったように、愛の言葉や名前を連呼し合って…

何度も何度も愛を確かめあった。












思い出す度、身体が引き裂かれるように切なくなる。

まるで俺達は、元々一つだったかのように…




会いたいよ、結歌。



キミが居なくなって、2年5ヶ月…

今でも、どうしょうもないくらい好きなんだ。



今さらほんとバカだよな…


キミはもう、俺の事なんかとっくに忘れて…
他の誰かと、新しい未来に進んでるかも知れないのに。


俺の薄情な神様は…
新しい未来どころか、過去への未練にスポットライトを当てて。


だけどもしかしたら。

未来に必要な何かを、過去に忘れ物してて…
それを照らしてるのかな…?



だとしたらそれは…





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