恋愛図書館
「…

えっ……、どーゆー、意味?」


「どーゆうって…

他の奴にもやってんだろ?
…そんなもん要らねぇよ」


「…えっ?

やってないよっ、なんでっ!?
道哉が初めてだしっ、道哉にしか贈ってないよ!」


俺が何も知らないと思って、嘘吐くのか…

情けなくなって、冷笑が漏れる。


「…もういーよ。
そんな女だとは思わなかった」


「っ…、なんでっ…?

ほんとにやってないよ!?
ね、なんで信じてくれないのっ!?」


「だからもういいって!」


「よくないよっ!
お願いだから信じてよ!」


信じて、か…
あくまで嘘を吐き通す気なんだな。



「…もういいって言ってんだろ?」

酷く冷めた視線を突き刺した。


「っっ……

もういい、って…
別れるって事…?」


何でそこまで話が飛躍するんだよ。

この話はもういいって意味で、
俺はキミと別れる選択肢なんて考えられないのに…

キミにはその選択肢があるのか!?
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