恋愛図書館
「マリちゃんは…
その事実っ、どーやって…!?」
「…偶然、かな。
結歌とはね、低学年の頃は親友のつもりだったの。
あの子 体が弱くて、学校はよく休んでたけど…
でもお互いやんちゃでさ、2人でいっつもハメ外して遊んでた。
その日もね、結歌んちの庭で宝探しごっこしてて。
だけど夜になって…
お母さんに内緒で持ってった指輪を、忘れて来た事に気付いたの。
こっそり取りに行って、隠してた倉庫を開けたらさ…
冬なのにパジャマ姿で、
頬っぺたを腫らした結歌が閉じ込められてた」
心臓が叩かれたみたいに、衝撃が走った。
「もう、お互いびっくりしてさ…
だけど結歌は、強張った表情で首を横に振り続けるの。
その顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃでさ、口からは血も出てた。
だから何だか怖くなって、そのまま家に帰っちゃったんだよね…
それから結歌は、何日か学校を休んで…
理由が風邪だったから、後になって気付いたの。
今までの季節を問わない欠席も、風邪じゃなくて怪我なんだろうなって」
その事実っ、どーやって…!?」
「…偶然、かな。
結歌とはね、低学年の頃は親友のつもりだったの。
あの子 体が弱くて、学校はよく休んでたけど…
でもお互いやんちゃでさ、2人でいっつもハメ外して遊んでた。
その日もね、結歌んちの庭で宝探しごっこしてて。
だけど夜になって…
お母さんに内緒で持ってった指輪を、忘れて来た事に気付いたの。
こっそり取りに行って、隠してた倉庫を開けたらさ…
冬なのにパジャマ姿で、
頬っぺたを腫らした結歌が閉じ込められてた」
心臓が叩かれたみたいに、衝撃が走った。
「もう、お互いびっくりしてさ…
だけど結歌は、強張った表情で首を横に振り続けるの。
その顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃでさ、口からは血も出てた。
だから何だか怖くなって、そのまま家に帰っちゃったんだよね…
それから結歌は、何日か学校を休んで…
理由が風邪だったから、後になって気付いたの。
今までの季節を問わない欠席も、風邪じゃなくて怪我なんだろうなって」