恋愛図書館

《エイプリルフールなので、メッセージ本を贈ります。


実は、道哉に隠してた事があります。
覚悟して聞いて下さい。

私、千川結歌は早坂道哉の事を…
1000年前から好きでした!

もちろん1000年前は存在してないので、魂レベルでの話です!

ああっ!嘘だと思いましたか!?
本当です!!

何度も何度も生まれ変わって、道哉に会いに来たのです!

信じるか信じないかは〜?
道哉次第です!

だけど。


次に生まれ変わっても、また恋人にして下さい。

ちゃんと道哉を見つけるから…
何度も、何度でも、隣に居させてね》



うわ、どうしよう…!

あまりにも可愛い過ぎて、
どうしょうもなく心が打ち付けられて!


最初は笑ってた俺だけど、今や悶絶…

すぐに、洗い物をしてるキミの後ろ姿を抱きしめた。



「うわっ、…どーしたのっ?」

肩を跳ねて振り向いたキミに、すかさず唇を重ねる。


「っっ……!
…もおっ、邪魔しなっ…」

解いたキミの言葉を遮って、また重ねる。
< 155 / 292 >

この作品をシェア

pagetop