恋愛図書館
《エイプリルフールなので、メッセージ本を贈ります。
実は、道哉に隠してた事があります。
覚悟して聞いて下さい。
私、千川結歌は早坂道哉の事を…
1000年前から好きでした!
もちろん1000年前は存在してないので、魂レベルでの話です!
ああっ!嘘だと思いましたか!?
本当です!!
何度も何度も生まれ変わって、道哉に会いに来たのです!
信じるか信じないかは〜?
道哉次第です!
だけど。
次に生まれ変わっても、また恋人にして下さい。
ちゃんと道哉を見つけるから…
何度も、何度でも、隣に居させてね》
うわ、どうしよう…!
あまりにも可愛い過ぎて、
どうしょうもなく心が打ち付けられて!
最初は笑ってた俺だけど、今や悶絶…
すぐに、洗い物をしてるキミの後ろ姿を抱きしめた。
「うわっ、…どーしたのっ?」
肩を跳ねて振り向いたキミに、すかさず唇を重ねる。
「っっ……!
…もおっ、邪魔しなっ…」
解いたキミの言葉を遮って、また重ねる。