恋愛図書館
それからお互い溶けあって…

だけど続きはひとまず、ベッドにおあずけ。



「今日は攻撃的なキスの日だね…?」

キスの終わりに呟くキミ。


「そうかな?
前回生まれ変わった時は、結歌の方がすごかったよ」


「うっそだぁ〜!それはウソ!」


「あれ、覚えてない?」


「んん〜、どうだったかなぁ〜?」

なんてふざけ合って、笑い合う。


鮮やかで、楽しくて、幸せで。

ほんとにキミのメッセージみたいに、
何度も何度でも…

こんな日々が、永遠に繰り返されればいいと思った。








洗い物が終わるのを待ちながら、写真の桜達を眺めると。

それは、ただの桜じゃなく…
災害を生き抜いた桜達だった。


そこには、傷付きやすい筈の桜達が瀕死になりながらも、懸命に生き抜く姿が映し出されてて…


どんな苛酷な状況でも、負けないって訴えてるような姿に…

心が揺さぶられて、胸が熱くなった。
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