恋愛図書館
結局、見えなくなるまで付き合わされて…

そのあと向かった駐車場では、当然 結歌らしき姿を見つける事が出来なかった。


それでも諦めきれなくて、暫くウロウロ探して見たけど…

キミに辿り着く事はなかった。










「けど、結歌ちゃんに間違いねんだろ?」


「…まぁ、あれから何年も経ってるから、絶対とは言い切れないけど」

でも、結歌を見間違えたりなんかしないと思ってる。


「まぁな…
で、その結歌ちゃんぽい子は1人で来てたのか?」


「そんな風だったけど…、どうかな」


「や、だとしたらさ…
結歌ちゃん、その町近辺に住んでんじゃないのか?

だってそーだろ?
こっちでこんだけ探しても、何の手掛かりもないワケだし…

女の子がわざわざ遠方から1人で行くかァ?」


「…

俺もその可能性を考えてた…」


だから巧の意見も聞きたくて、今日はその家に押しかけてた。
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