恋愛図書館
そうやって2人で、クレープカフェごっこなんかして…

結歌店長に、出来上がりを披露する。


「えーと、右から…
カプレーゼクレープ。
ツナときのこのカルボナーラクレープ。
そして、パンチェッタと春キャベツのアンチョビソースクレープです」


「うわ〜、生唾ごっくんモノです!
早く食べたいっ…
あ、…コホン。
でわその前に、私の力作発表ですっ」


お客さん気分から店長モードに切り替えて、発表されたメニューは…

キャラメルナッツ&スイートポテトのチョコかけクレープと。

俺が使うつもりで買って来たマンゴーにメープル&生クリームを合わせて、紅茶葉生地で包んだクレープ。


すぐに実食タイムに移ると、まずは焼き上がりの食感にご納得頂けたようで。

「んん〜っ!!すっごいモチふわっ!
やっぱ本格的な機材で作ると全っ然違うねっ!」

キミの大満足の第一声は、俺まで嬉しくさせて。


お互いの出来具合に頬を綻ばせながら…

「クレープってこんな手軽なのに、こんっな美味しいイタリアンまで楽しめるなんてもっ、すごくない!?」とか。

「この紅茶葉クレープ、絶品だね。
俺ハマるかもっ」とかって、会話も弾む。
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