恋愛図書館
そうやって、キミとの夢を一足先に準備しとくから…
それを餌に、俺に掴まえられてくれる?
そしたらキミの人生を、美味しく調理して…
楽して愛しくてたまらない日々を約束するよ。
ふと頭を、そんな甘いキスが過ぎる。
*
*
*
「それ、そんな面白い?…どんな話?」
ソファで映画を見入るキミに問い掛ける。
「ん〜?
眠り姫にちなんだ話かなぁ…」
「あ〜、王子様のキスで目覚める話?」
「ごめん、ちょっと邪魔しないでっ?
今いいトコ…」
そうかわすキミに。
ちょっと寂しくなって、
逆にイタズラ心に火が付いて…
意識をこっちに呼び覚ますつもりで、キスを仕掛けた。
ら、寸前の所でかわされた。
「…っ!
かわしちゃう?」
「かわします…!
だってキスしたら映画どころじゃなくなっちゃうじゃん!」
「…
だったら、一時停止」
「うそ、止めちゃう!?
…道哉って、普段はクールなのかと思ってたけど…
なんだかだんだん肉食化してない?」
それを餌に、俺に掴まえられてくれる?
そしたらキミの人生を、美味しく調理して…
楽して愛しくてたまらない日々を約束するよ。
ふと頭を、そんな甘いキスが過ぎる。
*
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「それ、そんな面白い?…どんな話?」
ソファで映画を見入るキミに問い掛ける。
「ん〜?
眠り姫にちなんだ話かなぁ…」
「あ〜、王子様のキスで目覚める話?」
「ごめん、ちょっと邪魔しないでっ?
今いいトコ…」
そうかわすキミに。
ちょっと寂しくなって、
逆にイタズラ心に火が付いて…
意識をこっちに呼び覚ますつもりで、キスを仕掛けた。
ら、寸前の所でかわされた。
「…っ!
かわしちゃう?」
「かわします…!
だってキスしたら映画どころじゃなくなっちゃうじゃん!」
「…
だったら、一時停止」
「うそ、止めちゃう!?
…道哉って、普段はクールなのかと思ってたけど…
なんだかだんだん肉食化してない?」