恋愛図書館
「で結局、答えは何?…あ、これ旨い!」

いつもより豪華な夕食を楽しみながら、
気になってたクイズについて追究する。


「うそ、ほんとにっ!?
早坂シェフに褒められるなんて光栄ですっ!

あ、答えはねっ?今日の日付けです!」


「あぁ…!
え、それで400字以上も?」


「や、400字以上ってゆーのは、ただの冗談です!
でも〜?
なんで今日の日付け分、キスマークを付けたでしょお?」


「あそっか、意味があるんだっけ…」

と考え始めると。


「はい。それは今日が、私達の付き合った記念日だからです!」


「え、ゆっちゃう!?…って、そっか!
そーだったよなっ…!

ごめん、俺…
そーゆうの疎くて…」


「ですよねー。
その程度ですよねー。

なんて、ウソウソっ!
私こそ恥ずかしいイタズラしちゃって、ごめんねっ?」

茶目っ気たっぷりな笑顔で、少し首を傾げてごめんのポーズをするキミに…


ああ、もう。

尽きることない愛しさに飲み込まれる。
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