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「しっかりして下さい!

私達が、早坂さんがしっかりしなければ、結歌が安心して戻って来れませんよ!?

この7年間、結歌を諦めなかったんですよね?
あなたなら当然、諦めませんよね!?」


広部さんの喝に、ハッとさせられた…



「…もちろんです。

広部さん、ありがとうございます…」


頼もしい彼女を前に、ふと過ぎる。

ー戦友、ですかね。
子供の頃からの付き合いですー


「…俺にとっても、戦友のようです。
結歌も心強かったでしょうね」


「…その事ですが。
結歌の両親や周りには、戦友関係を黙っててもらえますか?
ここで知り合った事になっています」


そう言えば、子供の頃からの付き合いな筈なのに…

ー初めまして、お電話を差し上げた広部ですー


「…わかりました。
何か事情があるんですね…」


「はい。
早坂さんには隠す必要がないので、お話ししますが…

この関係が虐待の苦しみを打ち明けれる、唯一の逃げ場所だったからです。

それがバレないように隠して来ましたし…
今でも知られるのに抵抗があるので、隠し続けたいんです」
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