恋愛図書館
「そうだ!
盆明けの日曜、休み取ってたよな?
…確か、午前中に友達の出産見舞いに行くんだっけ?

じゃあ俺も休み取れたら、その午後に挨拶行こっか!」


そして今からは、キミと繋がりたい!
なんて思ってたけど。


俺の提案に対して、戸惑いがちに頷いたキミに…
なんとなく不安がくすぶって、消沈した。








だけど数日後。

今月の新刊の見返しを開いて、ホッとする。


それどころか、そんなに幸せを感じてくれてたんだって…
堪らなく愛しい気持ちで埋め尽くされた。



キミは俺には勿体無いくらい、十分ステキだよ。

どんな夫婦でもいい。
キミと夫婦になれるだけで!


そう思うと。

自分でプロポーズしときながら、今さら実感の波がジワジワ来て…
悶えるほどくすぐったい!



相変わらずキミのメッセージは…
可愛いらしくて、心をぎゅっと握り締める。
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