恋愛図書館
だけどキミは、目覚めるどころか…
何の反応すら示さなかった。
プロポーズしたビーチに繋がる道も、台風による土砂崩れで今は封鎖されてて…
あの時埋めた貝殻も、もう取れない。
それはまるで、キミとの未来には辿りつけないって暗示みたいで…
希望に不安が混沌する。
それでも。
あんなに会いたかったキミは、確かに目の前に居て。
こうやって今その手に触れて、繋がってる。
大丈夫、俺達は繋がったんだ。
きっとキミは目覚めて…
俺達の道も、今度こそ繋がるんだ。