恋愛図書館

「とにかく、行動してたらさっ？
気付かないトコで、知らないトコで、見えないトコで、何かが少しずつ変わってくんだよっ。

よくタインマシンとかの話でさ、僅かな行動で違う未来になったりするじゃない？
そんな感じっ？

だから…何とかする！
だと大変に感じるけど。
動けば少しずつでも、何とかなってくんだよ。

ただ変化のスピードが自分の理想と違うから…焦ったり、無意味に感じたりするんじゃないかなぁ」


「…っ、語るねぇ」


「へへっ、語りますっ」

少しはにかみながら笑うキミ。


うっ、不意打ち。
なんて可愛い顔するんだ…



「あ〜！ニヤついてぇ…
もしかして引いてる！？」


「いやっ、引いてないよっ…」

含み笑いを抑えつつも。


"動けば少しずつでも何とかなってくんだよ！"

やれるだけ、やってみようと思った。


そしてチャレンジするからには、気持ちだけでも勝ちに行く。

せっかく結歌が導いてくれたチャンスを活かしたいし。
１コ上とはいえ、しっかりしてる結歌に…

男として負けられない。