恋愛図書館

眠りに就いたキミを映して…
不意に愛しさに襲われる。


その頬に、そっとキスを落として…

ゆっくり離れると。



「…もっと」

寝言のように呟くキミ。


ふと、今月もらった本が思い浮かぶ…

それはもうタイトルから面白い、実際の変な寝言を集めた本。

2人で読んで、涙が出るほど笑って楽しんだ。



「…面白くないな」

寝たふりの澄ました顔に投げかけると…

その唇をニマニマ緩ませながら、考えてる様子。


「…エロいの、おかわり」


思わず吹き出した!

面白いとゆうより、あまりにも可愛いくて、そそられて…


リクエスト通り。

甘くて濃厚なキスを、溢れるほど注いだ。







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