恋愛図書館
秋愁に釣られて、思い出なんか辿るからだ…


いや違う。



荒ぶる感情が落ち着いて。
思い込みが通じなくなって。

その結果、結歌と過ごした部屋や色んな場所が寂しさを訴えて…

既にその渦に引きずり込まれてたんだ。




キミなんか忘れてしまいたいのに…

この環境じゃ、どうしょうもない!


こんな思いをするくらいなら、出会わなければ良かった…!



俺達の過ごした時間に、いったい何の意味があったんだ?


キミは俺の心を奪うだけ奪って、
無残に切り捨てて…




ああ、そうか。

俺が今まで、やって来た事だ…


キミは俺に、罪科を下しに現れたのか。




なら仕方ない…

バチが当たったんだ。





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