恋愛図書館
それにお互いクリスマスは仕事が最高に忙しいから、甘い時間なんて過ごせない。

だからせめて、プレゼントくらいはしたいと思った。






そしてイヴ前日。


既に今日からハードワークで、2人してぐったりの遅い帰宅。

夕食は弁当で済ませると…


「風呂、先に入れよ。
あと出たら、先に寝といていいから」


「んーん、道哉が先に入りなよ。
どーせすぐ終わるでしょ?
私は一息つきたいし…」


お互いの疲労をねぎらって、譲り合い。

だけどそんな風に言われたら、好意に甘えるしかなくて…
了解して、風呂場へ急いだ。

そしてふと思い付く。



「結歌っ、今日くらい一緒に入る!?」


引き返して、不意に弾んだ声を掛けると…

ビクッ!と身体を弾ませて、かなりの驚き顔が向けられる。


思わず吹き出したら!


「…っ、もお〜!びっくりするじゃん!
一緒には入りません〜!」

ぷくっと頬っぺたを膨らまして、拗ねるキミ。
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