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「っ…、それって、トウヤクロース?」

サンタクロースになぞらえたようだ。


「ははっ!そう、道哉クロース。
ほら、早く横になれって」


「…っ、すっっごく嬉しいけど…
今日はいーよ。

道哉だって疲れてるし、
私もそのまま寝ちゃいそーだし」


「むしろそのまま眠れよ。ほら、早く…」

半ば強引に引き寄せて、うつ伏せを促すと。


「もぉっ、ほんとにいーって…

ね、それよりっ…
トウヤクロースの方がいい!」


一瞬、意味が解らず固まって。
すぐに、その意味に固まった。



「コワイ、コワイ!
道哉、目がイっちゃってるって!」


「…

当たり前だろ…
結歌から誘われて、平常心でいられる訳ない」

言い終えると同時、唇を奪った。


そのまま、その身体に手を這わせると…


「…っ、あっ…ダメ、電気っ…!」


「…今日はいいだろ?

もう、イヴだし…結歌が見たい…」


「んんっ…、ダメだって!…お願い!」


恥ずかしがり屋の結歌は、一緒に風呂に入るのが駄目なだけじゃなく…

抱き合う時も暗くしなきゃ駄目だ。
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