恋愛図書館
「これ、エメラルド…?
私の誕生石だよっ!?」
「知ってるよ?
…今、付けてくれる?」
そう聞いて。
頷いたキミの手元から、ケースに納まってるネックレスを取り出した。
「キレイなデザイン…!
このジュエリーブランド、最近人気だよねっ?」
「うん。因みにこれ、流れ星をイメージしてるらしいよ?」
「うわ!それ、すごくイイっ!!
ありがとうっ、道哉っ!」
付け終わったネックレスに触れて、はしゃぐようにクシャクシャ笑う。
「ん、俺が側に居ない時でもさ…
抱きしめてる代わりだから。
今日明日も、頑張って乗り切ろうな」
自分でも少し、クサいなって恥ずかしくなったけど…
表情を落としたキミの、瞳が揺らぐ。
「…っ、クッサ!相変わらずキザなんだから!
でもっ…
すごく嬉しい…!
ありがとうっ…、大事にするね?」
今度は幸せを噛み締めるように微笑んだキミを…
再びぎゅっとする。
「うん…
俺もありがとう。
愛してるよ、結歌…」
親父の気持ちが、今は良く解る。
*
*
*
私の誕生石だよっ!?」
「知ってるよ?
…今、付けてくれる?」
そう聞いて。
頷いたキミの手元から、ケースに納まってるネックレスを取り出した。
「キレイなデザイン…!
このジュエリーブランド、最近人気だよねっ?」
「うん。因みにこれ、流れ星をイメージしてるらしいよ?」
「うわ!それ、すごくイイっ!!
ありがとうっ、道哉っ!」
付け終わったネックレスに触れて、はしゃぐようにクシャクシャ笑う。
「ん、俺が側に居ない時でもさ…
抱きしめてる代わりだから。
今日明日も、頑張って乗り切ろうな」
自分でも少し、クサいなって恥ずかしくなったけど…
表情を落としたキミの、瞳が揺らぐ。
「…っ、クッサ!相変わらずキザなんだから!
でもっ…
すごく嬉しい…!
ありがとうっ…、大事にするね?」
今度は幸せを噛み締めるように微笑んだキミを…
再びぎゅっとする。
「うん…
俺もありがとう。
愛してるよ、結歌…」
親父の気持ちが、今は良く解る。
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