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「早坂さんが無理しすぎって話ですぅ!

ただでさえハードワークなのに、みんなの片付けまで引き受けて…」


「まぁ帰ってもヒマだし、
この仕事が好きだから余裕だよ。

そーゆう染谷さんこそ、まだ残ってたんだ?」


「…

私は…
私は早坂さんが心配だから残ってるんですっ!」


弱ってる俺に…
真剣な瞳でぶつけられた心配は…

素直に嬉しかった。



「…ありがと。

けど、大丈夫だから…
染谷さんも早く上がりなよ」


「上がりませんっ…

私が早坂さんを守ります!
じゃなくてっ、守らせて下さいっ!」


思ってもない申し出に…

軽く面食らって、吹き出した。


「俺、年下の女子大生に守られるんだ?
って何から守る気?」


「茶化さないで下さい!真剣です!
私が、辛い気持ちから守りますっ…」


そう言った彼女の手は、言葉とは裏腹に震えてて…

少しだけ、ほっとけない気持ちになった。



「まいったな…
俺、そんな辛そうに見えてた?」
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