恋愛図書館
「つってもな…
あれからお前、ヘーキぶってたけど辛そうだったから…

自分の発言をずっと後悔してたんだ」


「だからお前の所為じゃないって。
あの時は俺自身が、結歌を許せなかった…」


「…けどそれでも!
…まだ好きなんだろっ?

これからどーするつもりなんだ?」


「どうするって、どうにも出来ないよ。

とっくに番号も変わってて…
それが結歌の答えなんだ」


巧は小さく数回頷くと、気まずそうに切り出した。


「…実はさ。

お前の気持ちを察して、結歌ちゃんと連絡取ろうとしたんだけど…
そん時にケー番が変わってる事知ってさ。

で、気になって聞いてみたんだ。
俺の元指名客、ほら結歌ちゃんの友達の…
そのコとか、瞬がマリちゃんの連絡先残してたからそっちにも。

他にも職場とか色々探ってみたらさ、
どーやらケー番変えただけじゃなくて…

仕事も辞めて、みんなの前からも姿を消したらしいんだ」



巧の話に…


驚きで目を見張った。
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