恋愛図書館
「えっ…、何でっ……」


働いてたスイーツカフェは、結歌の夢に関わる大事な仕事の筈だし…

みんなの前からも消えるなんて…!



「…

なんでだろーな…

必死に忘れようとしてたお前には、ずっと話せなくて悪かったけど。


ただ、今思えば…
あのコもなんか、抱えてたのかもな…」



明るくて、眩しくて、天真爛漫なキミが…

いったい何を抱えてたんだろう。




「…で、どーする?
お前も気になるだろーし、諦めずに探すか?」


探すったって…
これじゃ何の手掛かりも掴めない。


「…


今更だよ。

どんな理由があったって、これが結歌の選んだ道なんだ」


だからどんなに苦しくても時間がかかっても…
俺はそれを受け入れる。



でもほんとは…
たったひとつの手掛かりに気付いてた。




だけど。

結歌との未来が壊れた原因と、接する覚悟なんてなかった。
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