御曹司と溺甘ルームシェア
「……親子なのに非情になれるの?」
「親子だからかな。親父や佐々木コーポレーションの話はもういい。俺達の話をしようか」
穏やかな声で言って響人が私をソファへ誘う。
私がソファに座ると、こいつはスーツのジャケットのポケットを探り緑の箱を取り出すと、私の足元にひざまずいた。
箱を見ただけでどこのブランドかわかってしまう私って卑しい女だろうか。
これはハリウッドセレブ御用達の高級有名ブランド。
響人の真剣な眼差しに、私はまさかと思いながら胸がドキドキしていた。
「これから一生俺のものなって欲しい」
響人は箱を開けると、中に入っていた二カラット程の可憐なダイヤの指輪を取り出して私の薬指にはめた。
薄明かりの中、キラキラと輝くダイヤはとても綺麗で、今起きていることが現実なのか信じられなかった。
上から目線のプロポーズ。
でも、言葉を失い、胸がカアーッと熱くなって、目頭も熱くなる。
「親子だからかな。親父や佐々木コーポレーションの話はもういい。俺達の話をしようか」
穏やかな声で言って響人が私をソファへ誘う。
私がソファに座ると、こいつはスーツのジャケットのポケットを探り緑の箱を取り出すと、私の足元にひざまずいた。
箱を見ただけでどこのブランドかわかってしまう私って卑しい女だろうか。
これはハリウッドセレブ御用達の高級有名ブランド。
響人の真剣な眼差しに、私はまさかと思いながら胸がドキドキしていた。
「これから一生俺のものなって欲しい」
響人は箱を開けると、中に入っていた二カラット程の可憐なダイヤの指輪を取り出して私の薬指にはめた。
薄明かりの中、キラキラと輝くダイヤはとても綺麗で、今起きていることが現実なのか信じられなかった。
上から目線のプロポーズ。
でも、言葉を失い、胸がカアーッと熱くなって、目頭も熱くなる。