彼は黒で彼女は白〜俺様社長の甘い罠〜
…有言実行とは、まさしくこの事だ。
琉偉は、本当に3日で、全てを終わらせた。
…が、只でさえ、向こうにいるときも多忙だった琉偉。
そんな琉偉が、三日間、ほとんど寝ずに、ほとんど休まず作り上げた完璧な書類は、パソコンの中にもあるし、一冊の冊子にもなってた。
…雪は何も手伝うことすら許されないほど、琉偉は、それに、集中していた。
その部屋に、三日目に入れた雪は、琉偉に声をかけた。
「…黒澤社長…どうですか?何が手伝うことはありませんか?」
「…いや、全部出来上がったよ…ほら」
冊子を差し出した琉偉、それを受け取った雪。
「…熱い」
「…え?」
「…社長の手が、ものすごく熱いです」
ハッとした雪は、琉偉のおでこに手を当てた。
何てことだろう。凄い高熱だ。
「…社長?!」
雪は、気の抜けた琉偉が倒れこんでしまって、咄嗟にその体を支えた。
…
それから三日間、琉偉は、寝込む羽目になってしまった。
雪は、その間に、片時も離れることなく看病した。
琉偉は、本当に3日で、全てを終わらせた。
…が、只でさえ、向こうにいるときも多忙だった琉偉。
そんな琉偉が、三日間、ほとんど寝ずに、ほとんど休まず作り上げた完璧な書類は、パソコンの中にもあるし、一冊の冊子にもなってた。
…雪は何も手伝うことすら許されないほど、琉偉は、それに、集中していた。
その部屋に、三日目に入れた雪は、琉偉に声をかけた。
「…黒澤社長…どうですか?何が手伝うことはありませんか?」
「…いや、全部出来上がったよ…ほら」
冊子を差し出した琉偉、それを受け取った雪。
「…熱い」
「…え?」
「…社長の手が、ものすごく熱いです」
ハッとした雪は、琉偉のおでこに手を当てた。
何てことだろう。凄い高熱だ。
「…社長?!」
雪は、気の抜けた琉偉が倒れこんでしまって、咄嗟にその体を支えた。
…
それから三日間、琉偉は、寝込む羽目になってしまった。
雪は、その間に、片時も離れることなく看病した。