彼は黒で彼女は白〜俺様社長の甘い罠〜
…秘書室に戻った雪は、午後の資料の作成と、コピーをしていた。すると常務秘書の麻美と、専務秘書の真美が雪の元に来た。もちろん二人とも、コピーをしに来たのだが。
「雪さん、昨日のクリスマスは、鮫島さんと素敵な夜を過ごしたんですか?」
後輩である真美が問いかける。
「いいなぁ〜、あんな素敵な鮫島さんが彼氏だと、夜景が綺麗なレストランとか予約してくれて…」
と、同期の麻美も妄想しながら顔をニヤつかせ言う。
そんな2人に、雪はなんでもない顔をして言い放った。
「鮫島さんとは別れたから」
「「えーーーッ‼︎」」
2人はあからさまに驚いた。当然の反応だが、声が大きすぎる。雪は慌てて2人の口を同時に塞いだ。
「シーシーッ‼︎声が大きい」
「だって、あんなに仲の良かった2人が突然別れるなんて」
「そうですよー。結婚まで秒読みなんじゃないかと麻美さんと話してたのにー」
「…仕方ないでしょ?鮫島さんに、私以外に好きな人が出来たんじゃ」
「「エッ⁈」」
一々驚く二人に、雪は溜息をついた。
「私は大丈夫だから、この話はおしまい」
「ナニ言ってんのよ⁈大丈夫な訳ないでしょ?鮫島さん何考えてんの?雪をフルとか論外だわ。文句の一つでも言ってやる」
目の色変えて言う麻美を見て、雪は慌てて止めた。麻美は曲がった事が大嫌いな性格だ。本当にやりそうなので必死に止めた。
「雪さん、昨日のクリスマスは、鮫島さんと素敵な夜を過ごしたんですか?」
後輩である真美が問いかける。
「いいなぁ〜、あんな素敵な鮫島さんが彼氏だと、夜景が綺麗なレストランとか予約してくれて…」
と、同期の麻美も妄想しながら顔をニヤつかせ言う。
そんな2人に、雪はなんでもない顔をして言い放った。
「鮫島さんとは別れたから」
「「えーーーッ‼︎」」
2人はあからさまに驚いた。当然の反応だが、声が大きすぎる。雪は慌てて2人の口を同時に塞いだ。
「シーシーッ‼︎声が大きい」
「だって、あんなに仲の良かった2人が突然別れるなんて」
「そうですよー。結婚まで秒読みなんじゃないかと麻美さんと話してたのにー」
「…仕方ないでしょ?鮫島さんに、私以外に好きな人が出来たんじゃ」
「「エッ⁈」」
一々驚く二人に、雪は溜息をついた。
「私は大丈夫だから、この話はおしまい」
「ナニ言ってんのよ⁈大丈夫な訳ないでしょ?鮫島さん何考えてんの?雪をフルとか論外だわ。文句の一つでも言ってやる」
目の色変えて言う麻美を見て、雪は慌てて止めた。麻美は曲がった事が大嫌いな性格だ。本当にやりそうなので必死に止めた。