彼は黒で彼女は白〜俺様社長の甘い罠〜
間も無くして、琉偉が下りてきて、先に車に乗り込み、続いて雪が乗り込んだ。
「…黒澤社長、あの、どちらに行かれるのですか?」
「…ん?…行けばわかる」
琉偉の顔には、昨日のような笑顔は一切ない。今迄と同じ険しい顔。
今は勤務中だ。一体どこに行こうと言うのか。雪は不安で一杯だった。
…だが、雪の不安はすぐに消えた。
連れてこられたのは、フレンチレストラン。
「…あの、どうしてここに?」
「…一緒に食べたかったから」
と、驚くほど普通の答えが返ってきて、雪は思わず笑ってしまった。
「…何が可笑しい?」
怪訝な顔で雪を見る琉偉。
「…すみません、要らぬ心配をしていたので」
「要らぬ心配?」
「いいえ、何でもありません…1時から重役会議なので、あまりゆっくりは出来ませんが、私で良ければご一緒させていただきます」
そう言って微笑めば、琉偉も先程の険しい顔はなくなり、フッと優しい笑みを浮かべた。
…食事中、琉偉が喋る事と言えば、仕事の事ばかりで、でも、社長秘書をしている雪ですら知らない事も多いので、いい勉強になった。
「…黒澤社長、あの、どちらに行かれるのですか?」
「…ん?…行けばわかる」
琉偉の顔には、昨日のような笑顔は一切ない。今迄と同じ険しい顔。
今は勤務中だ。一体どこに行こうと言うのか。雪は不安で一杯だった。
…だが、雪の不安はすぐに消えた。
連れてこられたのは、フレンチレストラン。
「…あの、どうしてここに?」
「…一緒に食べたかったから」
と、驚くほど普通の答えが返ってきて、雪は思わず笑ってしまった。
「…何が可笑しい?」
怪訝な顔で雪を見る琉偉。
「…すみません、要らぬ心配をしていたので」
「要らぬ心配?」
「いいえ、何でもありません…1時から重役会議なので、あまりゆっくりは出来ませんが、私で良ければご一緒させていただきます」
そう言って微笑めば、琉偉も先程の険しい顔はなくなり、フッと優しい笑みを浮かべた。
…食事中、琉偉が喋る事と言えば、仕事の事ばかりで、でも、社長秘書をしている雪ですら知らない事も多いので、いい勉強になった。