彼は黒で彼女は白〜俺様社長の甘い罠〜
「…何か?」
困惑気味に問い返す。
「…直ぐに仕事が終わるんだ。予定がないなら、食事一緒に行かないか?」
「…え」
突然の提案に、目を丸くする雪。
「…独り身の俺の相手をしてくれたら、クリスマスも楽しめるんだけど」
「…ご冗談を。…黒澤社長に彼女の1人もいないなんて」
…この容姿だ。彼女の一人や二人、いそうなものだが。
「…仕事が恋人だ。って言えば、いいのか?」
「…へ?」
ポカンとする雪を見て、又クスッと笑った黒澤社長は。
「…15分後に迎えに来るから、化粧直して、ここで待ってろよ」
「あの!」
パタン。…秘書課のドアは無情にも閉まってしまった。
…逃げようか。
頭にそんな言葉が浮かんだ。…でも、社長からの誘いを断るわけにもいかず、溜息をついた雪は、化粧を直しに向かった。
…15分後、黒澤社長は本当に秘書課に雪を迎えに来た。
「行こうか」
「…」
「そんなに硬くならなくていい。食事するだけだから」
「…はい」
…硬くなるなと言われても無理な話だ。これはどう考えてもプライベートな訳で、ましてや、社長と二人きりで食事なんて、初めてなのだから。
困惑気味に問い返す。
「…直ぐに仕事が終わるんだ。予定がないなら、食事一緒に行かないか?」
「…え」
突然の提案に、目を丸くする雪。
「…独り身の俺の相手をしてくれたら、クリスマスも楽しめるんだけど」
「…ご冗談を。…黒澤社長に彼女の1人もいないなんて」
…この容姿だ。彼女の一人や二人、いそうなものだが。
「…仕事が恋人だ。って言えば、いいのか?」
「…へ?」
ポカンとする雪を見て、又クスッと笑った黒澤社長は。
「…15分後に迎えに来るから、化粧直して、ここで待ってろよ」
「あの!」
パタン。…秘書課のドアは無情にも閉まってしまった。
…逃げようか。
頭にそんな言葉が浮かんだ。…でも、社長からの誘いを断るわけにもいかず、溜息をついた雪は、化粧を直しに向かった。
…15分後、黒澤社長は本当に秘書課に雪を迎えに来た。
「行こうか」
「…」
「そんなに硬くならなくていい。食事するだけだから」
「…はい」
…硬くなるなと言われても無理な話だ。これはどう考えてもプライベートな訳で、ましてや、社長と二人きりで食事なんて、初めてなのだから。