深夜0時、キミと待ち合わせ。
な、なに?これ。

なんで?


腕をつかまれたまま廊下を走る。

頭の中がぐちゃぐちゃ。

教室には、全員じゃないけど、結構な人数が登校済みだった。

……女子も。


あの中に、真夜中くんの好きな子も混ざっていたら……。

私と一緒に教室を出ていく姿を見て、どう思うだろう。

きっと誤解してしまう。


私は、ギュッと唇を結んで、つかまれた腕に力を込めた。
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