深夜0時、キミと待ち合わせ。
「ふぁあ……、安心したら眠くなった」

「安心する前から、眠そうだったよ」


お願いだから、優しくしないで。

好きな人が、私じゃないのなら……。


「無言ちゃん、寝たい。肩貸して」

「!い、いや……です」


今、すごい紛らわしいことを言われた。

危なかった……。


「えー、人気(ひとけ)のない教室でいいからさ。一緒に寝ようよ」

「も……、真夜中くん!」
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