深夜0時、キミと待ち合わせ。

「っ……、はぁ、はぁ……」


私、何で逃げちゃったんだろう。

私の知らない彼を知れることが嬉しい反面、それが怖いと思ってしまった。


胸の真ん中が、ぎゅうって……する。

息苦しい。

……走ったからだ。


喉の渇きを潤すためにごくんと飲み込んでから、私は購買へ向かった。


早く、外の空気が吸いたい。

少し気分も晴れるかもしれない。
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