深夜0時、キミと待ち合わせ。
ど、どうしよう!

中途半端な着衣の男女が、なんかしてる!

いや、まだそこまで大したことにはなってなかったけど……。

……じゃなくて!


このままだと見つかってしまう。

だけど、立てない……!


顔を真っ赤にさせてあわあわ焦っていると、突然後ろからにゅっと伸びてきた手が、私の口を塞いだ。


「ーっ!?」

「しー……」


何が起きたのかと、そっと振り向くと、そこにいたのは見知った顔が。

目を開いている姿なんて、ほぼ見たことがない。

新谷レイジ。


真夜中くんだ……。
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