深夜0時、キミと待ち合わせ。
真夜中、図書館で待ち合わせ
物語のような出来事から、一夜明けて、翌朝。
「紗帆ちゃんっ!紗帆ちゃーん!朝朝朝!やばいよ、起きてー!」
柿崎さんの焦って叫ぶ声で、飛び起きるように目が覚めた。
ここは、寮の部屋。
時計を見ると、時刻は朝8時。
……。
少し考えて、
「……ああっ!」
寝坊した!
ベッドの横で、バタバタと慌てて制服に着替えている柿崎さんが見えた。
「さっきね、友達からラインあって、朝ごはん終わりの時間だよ、ってー!紗帆ちゃん、急いでーっ!」
「は、はいっ……!」