深夜0時、キミと待ち合わせ。
今すぐ会いたい
*
私の気分がどんなものであっても、関係なく朝は訪れる。
今日は日曜日。
学校に行って、教室で眠っている真夜中くんを見るのはまだ辛いから、休日でよかった……。
いつもならとっくに柿崎さんは起きている時間だけど、今日はまだベッドの上で目を瞑っている。
佐伯くんが吹き込んだ、目覚ましアラームが鳴っていない。
使うの、やめたんだ……。
それは、真夜中くんのことが好きだから?
ううん、やめよう、こんなこと考えるの。
昨日散々謝られたのに、私がこんな顔をしていたら柿崎さんが気にしてしまう。
深呼吸を2回。
心を落ち着かせ、柿崎さんのベッドに近づいた。