深夜0時、キミと待ち合わせ。
自分の気持ちを隠して送り出した言葉に、彼は返事をくれなかった。
一度、苦しそうな表情を私に見せた後、真夜中くんは下の階へ向かう階段へ歩いていった。
「っ……い」
行かないで。
今にも口走ってしまいそうで、必死に手で口を押さえる。
真夜中くんは振り返らない。
でも、それでいい。
私の顔は、涙でぐちゃぐちゃだから……。
静かな図書館で、私はひとり泣いていた。
一度、苦しそうな表情を私に見せた後、真夜中くんは下の階へ向かう階段へ歩いていった。
「っ……い」
行かないで。
今にも口走ってしまいそうで、必死に手で口を押さえる。
真夜中くんは振り返らない。
でも、それでいい。
私の顔は、涙でぐちゃぐちゃだから……。
静かな図書館で、私はひとり泣いていた。