深夜0時、キミと待ち合わせ。
「遅かったね。眠くないの?」

「うん、平気……」


柿崎さんも泣いてたのかな。

目が赤くなってる。


「紗帆ちゃん……、あのね、さっきレイジくんからラインもらって……」


赤い目が、申し訳なさそうに私を見る。

内容はきっと、私の予想通りのもの。


「あっ、誤解しないでね!中学の時にタケくん込みで仲良かった時に連絡先交換してただけで、今日ほんっとうにすっごく久しぶりにメッセージもらったの!だから……」

「うん……」
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