深夜0時、キミと待ち合わせ。
「次は、部屋で待ち合わせする?」

「っ!」


額にキスを落とされて、頭が真っ白になる。

そして、いつものように笑って、彼は言うのだった。


「一晩中、一緒にいようか」


――ゴーン、ゴーン、ゴーン……。


古時計の鐘が鳴る。


私たちのはじまりはいつも、深夜0時。



END
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