深夜0時、キミと待ち合わせ。
真夜中くんと付き合えるわけがない。

だって、彼には……。


胸が締め付けられる。

何度も何度もこんなことを考えて、無限ループ。


真夜中くんの好きな人って、誰?


「じゃあ何でだよ!」

「っ!!」


両肩をきつくつかまれ、驚きで悲鳴も出せなかった。


「い、痛……っ!」

「好きだって言ってんだよ!少しくらい考えろ!」

「や……っ」


怖い……!
鬼気迫った表情で怒鳴られて、力が強くて振りほどけない。


さっきの、赤い顔で告白をしてくれた人と同一人物とは思えない。

ただただ怖くて仕方ない。
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