~こどもの恋愛~それから…1
いよいよ新学期がスタートした。



うちの高校は進学高だから、二年生ともなると生徒たちは受験勉強に励むのが当たり前だ。



放課後も質問をしに来る生徒が沢山いるんだ。


ある放課後。



俺は、何人かの生徒からの質問に答えたあと、翌日の準備をしていた。



ガラッガラッ。



ドアのほうを振り返ると、そこには塚原先生がいた。



「何かありましたか?」


イラつく気持ちを押さえながら俺は聞いた。


クスっと塚原先生が笑った。


「そんな顔しないでください。学年行事の打ち合わせの件ですから。」
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