~こどもの恋愛~それから…1
「…そうですか。どうぞ。」


ハッキリ言うと、俺は塚原先生が怖かった。


なんというか、表面には出さない何かがあるような気がしていた。

とりあえず行事の打ち合わせをはじめた。


すると、突然塚原先生が言った。


「ところで神谷先生?神谷先生の彼女…。先日卒業した子なんですって?」



俺は、一瞬耳を疑った。


「……は?」



「まさか教育者が、自分の教え子に手を出すなんて…。いくら卒業したとはいえマズいんじゃないですか?でも、神谷先生がそんな子どもと付き合ってたなんて…。」



塚原先生がクスクス笑った。
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