~こどもの恋愛~それから…1
「そんなくだらない噂ばっかりしてないで勉強しろよ。ところで、お前たち何の用事があるんだ?」



くだらない噂だと思った。


だけど、敢えて生徒たちに否定する意味もないと、この時は軽く考えていたんだ。



「先生っ、怪しいなぁ。でも、お似合いかもねっ。あ~、クラスの女子で泣く子いるかもねっ。神谷先生人気あるからな。」


「塚原先生相手じゃ、勝目ないよ~。あのお色気だもん。」


ふたりは、しばらく勝手な話をして出て行った。


何か用事あったんじゃないのか?


全く若い子は何考えてるかわかんね~な。


…でも、留里の考えてることは、わかりやすいんだけどな。
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