~こどもの恋愛~それから…1
帰るために車に乗り込んだときに携帯が震えた。
「もしもし?神谷さん。」
留里だ。
自然とニヤける俺。
「おぅ。どうした?」
「あのね、今から会えないかなぁ?」
「今から帰るから寄るよ。夕飯食い行こうか?」
「わぁい。いいの?」
今まで、会うのはお互いの家だけだった。
誰かに見つかるとマズいから。
でも、これからは何処にでも行ける。
留里を色んなところに連れて行きたいと思っていた。