~こどもの恋愛~それから…1
留里のうるんだ瞳に、止まらない感情を押さえた俺が言う。
「塚原先生のことは、気にするな。俺は、バレても構わない。……なぁ……結婚しないか?」
「………………ふぇ?」
俺の突然のプロポーズに留里は変な声をだした。
………というか、俺。
自分でも驚いた。
無意識に言ってしまった。
……確かにしたいけど。
この状況では、違うだろ?
一生に一度のことだし。
留里だって、まだ十八になったばかりで、すぐになんて考えてないだろう。
第一、もっと雰囲気あるプロポーズじゃなきゃ駄目だろ?