~こどもの恋愛~それから…1
…数日後。



留里から、話があるから俺のマンションで待ってると連絡が入った。


まさか、この前の返事じゃないよな。



何となく嫌な予感がしていた。


俺は、塚原先生のことは忘れていた。



その日は一日中何だか気分が落ち着かずに過ごした。



家に帰ると、約束どおりに留里が待っていた。



今夜は、俺の好物の麻婆豆腐の香りがした。


「悪い、遅くなったな。」



「ううん。お疲れ様。」


部屋も片付いていた。


俺は掃除は苦手ではないけど、最近は忙しいから手抜きしてたんだ。
< 49 / 79 >

この作品をシェア

pagetop