~こどもの恋愛~それから…1

今まで、積み重ねた二人の時間は…。



こんな簡単に崩れてしまうのか…?



やっと……。


二人の関係を隠さずに付き合えると思ったのに。



そんな塚原先生の言葉だけで簡単に壊れてしまうのか…?



「……留里にとって、俺の存在って……。今までの七年間の俺たちって…。」



「…あ…。違うのっ、神谷さん。…塚原先生のことは…ッ。…にすぎなっ…くて……。あの……実は…。」


泣きながら言う留里の言葉は、俺には届かなかった。



「………もういい。」


「神谷さんっ、聞いてっ…。」



「……悪い。帰ってくれないか……。」
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