~こどもの恋愛~それから…1
留里が、コーヒーを淹れてくれた。
少し痩せたよな…。
俺のせい……だよな?
罪悪感があった俺は、なかなか言葉が出て来なかった。
「…この前は……、ごめんな…。」
「…ううんっ。あたしもイケナイんだ…。塚原先生のことより、大事な話あったのに…。けど言いだしにくくて…。」
「……イギリス行くのか?」
「えっ…。どうして知ってるの…?」
「今日帰ったら、ちほがマンションの前にいた…。」
留里は、一瞬つまったが、ちほが俺のところに現われたということで、大体状況を理解できたようだった。