~こどもの恋愛~それから…1
なんでも、美玖さんが商品を仕入れてるイギリスの雑貨の店が、アンティークも扱っているので、そこで働かせてもらうらしい。



オーナーは、若い日本人女性だそうだ。



「半年か……。」



考えてみたら、俺たちはそんなに長い間離れていたことはない。



やっぱ…、長いよな。


留里を抱き締める腕に力が入る。


「留里…。頑張れよ。俺も、頑張るからな。」



「…うん、神谷さん?」


腕の中で、俺を見上げた留里は、たまらなく色っぽい目だった。



「…今夜は、離さないからな。」



このまま、留里を永遠に抱いていたかった。
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