~こどもの恋愛~それから…1
俺は、なんと返事をすれば良いのか迷っていた。



「…まさか…。お二人が、そんなに長い付き合いだったなんて。茅野さんが小学生からだなんて、信じられなかったけど…。」



「っ、どうして、そのことを?」



「実は、私、先日神谷先生のお宅に伺ったんですよ。そのときに茅野さんのお友達と出くわしてしまって。」



その日とは、俺がちほから話を聞いて留里のところへ飛び出した日だった。



塚原先生は、ちほから全てを聞いていたんだ。



ちほには、やられたな…。


あいつには、どれだけ助けられてるんだ、俺たち…。
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